剣(つるぎ)・・・魔払(まはらい)
剣を使う悪魔払いの舞い。
剣(つるぎ)の舞
魔払(まばらい)、三段の舞、二人立ち。指貫(さしぬき)、千早(ちはや)(白張(しろはり)を着ることもある)・たすき・士烏帽子(さむらいえぼし)(または立毛笠(たつげがさ))・太刀(たち)を用い、榊(さかき)・扇子(せんす)・鈴(すず)を持つ。
宵宮(よいや)に、祝詞(のりと)・散米(さんまい)の次に舞う。初段は榊の舞で、右手に鈴、左手に榊(さかき)を持って舞う。中段は、榊を扇子に持ち替えて舞う。後段に入って、剣の舞となるなど採り物によって三段に分けられるが、右手に鈴を持つことは変わらない。
神歌(かみうた)は、「榊(さかき)持て向合(むかいあい)二首」として
榊葉(さかきば)に 木綿(ゆふ)四手付(もてづ)けて 打払(うちはら)い 身には穢(けがれ)の 霧雲(きりくも)もなし
神風(かみかぜ)や 山田が原の 榊葉に 心の注連(しめ)を かけぬ日もなし
「剣(つるぎ)持て向合(むかいあい)二首」は、
剣(つるぎ)とる もろはの山の さか剣(つるぎ) 吾(わが)手にとりて 氏(うじ)に譲(ゆず)らん
出雲路(いずもじ)や 八雲(やくも)村雲(むらくも) とつかえて 振らす剣(つるぎ)は 身(み)は切りけん
神楽とは
神の施す呪力ある音楽舞踊。神慮(神の心)を慰める為に神前で奉納する芸能で、神々を地上に招き、来臨を願う為の態(わざ)に発(ほっ)したものである。―― 長畝日向神楽伝承館・資料館 展示パネルより
神楽(かぐら)
宮中の内侍所(ないしどころ)に古くから行われてきた「天の岩戸」(あまのいわと)の故事に由来する楽(がく)と神楽歌(かぐらうた)を伴う舞。
特にこれを御神楽(みかぐら)という。
伊勢神宮(いせじんぐう)などでも行われきたが、民間の神社で奉納されるものは里神楽(さとかぐら)と総称される。
天上の神々は風となって降臨する。
風は、天上界と現界を繋(つな)ぐボルテックス(渦)の橋だ。
吹けよ風、呼べよ嵐
古事記の国生み神話では、最初に男神・伊弉諾(イザナミギ)が左回り、女神・伊弉冉(イザナミ)が右回りで失敗し、その後、男神・伊弉諾(イザナミギ)が右回り、女神・伊弉冉(イザナミ)が左回りで成功。
日本の国はここから生まれたのでした。
日向神楽では常に、男神・伊弉諾(イザナミギ)の右回りで舞います。
Link to this comment:
All Comments (0)