BrianWheeler12氏が掲載した,
My dog Sophie senses the 6.5 earthquake at the Times-Standard newspaper in Eureka CA(http://www.youtube.com/watch?v=FV4EMzyJsqU)
で,犬のソフィが第六感で地震を予知したのではないかということが語られている(上記に対するコメント,NHK 特ダネ投稿DO画など).
この件に関して,BrianWheeler12氏が掲載したもう一つの動画,
Earthquake dog footage Times-Standard in Eureka on 1-9-10(http://www.youtube.com/watch?v=34aWabCkrgk&NR=1)
と時間を合わせて検討した結果,
映像の17時21分37.660 秒の時点で,ソフィが地震に気がつき,以降,次第に恐怖を感じて逃げ出す様子が写されているが,下の映像のまったく同じ時間フレームに,右の窓の中の最上部に見える白い紙が動き出すのがわかる.
地震の波は,最初に到達する弱くて小刻みなP波(初期微動,縦波)と,強い揺れのS波(主要動,横波)という性質の異なる2つがあるが,おそらく,この時間に地震の最初の波であるP波(初期微動)が到着し,それをソフィが感じたのであろう.
P波の到来から,多くの人が地震がやってきたと感じたS波(主要動)まで,約5.8秒かかっている(P波からS波までの時間をP-S時間,初期微動時間という).
大森の公式を用いると,震央までの距離は,7.5 × 初期微動時間で求まるが,7.5 × 5.8 ≒ 43.5 km と計算できる.なお,実際の震央からEurekaまでの距離は,約50kmである.
ソフィは初期微動を感じて主要動がやってくるまでに逃げ出したが,大きい地震の際には,この行動が被害を最小限に食い止めることになるであろう.
Brian Wheelerには,教育目的において画像を使用し再配布を行なうことを許諾していただいた.お礼申し上げる.
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