斎藤研究室:新しい和音推定手法の開発とその応用

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Uploaded by on Apr 22, 2010

斎藤研究室では、コンピューターによる和音推定処理に関する研究を行っています。第10回慶應テクノモールにおいては、従来の精度を超える新しい和音推定システムを出展し­ました。

Q「実は和音というのは各音が倍音という成分があって、複雑に交じり合っています。そこで複数倍が鳴っているんですけれども、整数倍が鳴っているんですけれども、それが実­は鳴ってない音があると、いくら音の数が増えても鳴ってない音があるということに学生さんが気がつきまして、そこに着目してどの和音かということを見つける手法です。」

斎藤研究室では、和音を波形グラフ化した時、出ている音を表す波形は発音する度に微妙に異なるものの、鳴っていない部分の波形は常に一定であり、それはコードによって決ま­っているということを発見しました。斎藤研究室では、これを「スペクトルディップ法」と提唱し、これまで困難とされてきた4重音以上の和音推定の実現に成功しました。

Q「どの音が鳴っていないか見ることによって、従来の手法に比べて計算量が少なくてすみます。ということで、音を鳴らしてすぐに解析してどの音が鳴っていないか分かるので­、その波形がすぐに分かると。リアルタイムで例えば楽譜の音を追跡して、今どこを弾いているかといったことがわかります。それで追跡する事によって、譜めくりを自動でやっ­てくれるそういうデモシステムを今ご紹介しています。」

斎藤研究室ではこれまでにピアノの練習支援システムをはじめ、楽譜の簡易化、難易度評価、自動譜めくりなどの応用に成功しています。そして、これからも私たちにとって音楽­がより身近なものになれるようなシステムを構築していきます。

Q「私たちの方法も、これですべて解決するという方法ではないんですけれども、例えば今までの手法と組み合わせる事でかなりいいものが出来ると考えています。今は自動譜め­くりですけれども、例えば自動伴奏にも応用出来ますし、音楽情報処理のいろいろなところに応用出来ると考えています。」

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