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胚芽米(正式には「胚芽精米」)は、米種子の胚芽を残すように、特別な方法で精白した米です。普通の精白米に比べて微量栄養素や生理機能成分を豊富に含み、また、玄米に比べて食べやすく消化されやすい特徴があります。胚芽米は、栄養価を損なわずに白米の持つおいしさを追求したお米です。お米が本来持っている価値を巧みに引き出した「健康米」といって良いでしょう。
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微量栄養素の濃縮パック
微量無機質栄養素では、比較的他の食品から取りにくいマンガンが多いのが目立ちます。
ビタミン類では、ビタミンB群とEが、精白米に比べてかなり豊富です。胚芽にはこれらのビタミンが濃縮パックされているのです。胚芽精米とは一粒づつの米に「総合ビタミン剤」をくっつけたようなものです。
B1は胚乳デンプンの自己消化で生成したブドウ糖を代謝し、生長エネルギーを獲得するために不可欠の因子となっています。人体においても、ブドウ糖の代謝にB1が必要であるのと同じ。胚芽にB1が濃厚に含まれている理由があるわけです。胚芽精米は、そのデンプン(ブドウ糖)を代謝するのに十分なB1を含んでいます。
なお、精白米では、そのデンプン(ブドウ糖)を代謝するのに必要なビタミンB1が不足しています。精白米だけに偏って、適当な副食を欠くとブドウ糖代謝が不調になり、脚気病になることはよく知られています。ビタミンEは、B群よりもさらに胚芽に濃縮されて存在し、その含量は、玄米と比べてほとんど遜色ありません。米種子は、翌年発芽するためには、長期間生命力を保っている必要があります。ビタミンEには、空気酸化から胚芽を守る働きがあります。いわば種子の寿命を維持する老化防止剤といって良いでしょう。
人間も胚芽同様、Eの十分な供給によって、細胞機能を若々しく保つことができます。胚芽精米は、「老化防止米」といっても良いでしょう。胚芽精米めしを毎日食べることで、大体、所要量の四分の一程度のEを補給することができます。脂溶性ビタミンであるEは、体内で蓄積する性質があるので、胚芽精米を毎日食べることで、より大きな効果が期待できます。
http://www.eiyo.ac.jp/haigamai/
インタビュー:安藤心吉
企画制作:藤井孝洋
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