質の高いクルマ、質の高いサービスを提供するレイブリック。そこは古いレンジローバーでも新車、あるいはそれ以上のコンディションに仕上げてしまう数少ないランドローバー専門店だ。
カスタムにおいてレイブリックが生み出す走りは、イギリス車らしさを強調するジェントルなもの。この2代目レンジローバーも、英国紳士のように礼儀やマナーをわきまえていて、ドライバーを心地よくさせるデキの良さである。カスタムの手法は必要最小限だ。オリジナルの持ち味を残しつつ、快適性や操縦安定性を高めて走りのクォリティーをグッと持ち上げるのがレイブリックのスタイルなのである。
車高調整機能を持つエアサスは調教が難しい。エアスプリングは乗り心地がよく高速道路では快適だが、不整地では重いリジッドアクスルをドタバタと暴れさせてしまうし、コーナリングの際にはロール姿勢が安定しない。まるでオフロード向きかオンロード向きかでセッティングに悩んだ末の折衷案的なノーマルサスに対し、レイブリックはブッシュ類の見直しとともにビルシュタインへのダンパー交換で改善に成功している。
フラットな高速道路では分かりにくいが、路面の継ぎ目を乗り越えたときやレーンチェンジ時のフラットな挙動は、バネ下の重いリジッドアクスルであることを忘れさせてくれるほど。サスへの入力スピードが速くてもゆっくりでも、硬いエアスプリングはしなやかに伸縮するようになっている。
これほどの走りをほぼダンパーの交換だけで実現できるのは、レイブリックがレンジローバーを知り尽くしているからだろう。優れたオフロード走破性能はそのままに、日常の足として、長距離ドライブの相棒として、より一層使えるようになるカスタムである。
Range Rover produced by Laybrick
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