2011年ヴェネツィア国際映画祭で最優秀新人賞 (マルチェロ・マストロヤンニ賞)を受賞した染谷将太主演作品
何かから逃げるように山中を走る謎の少年・幸雄は、その最中、軽トラに轢かれ意識を失う。それを運転していた男・繁は、意識が回復したものの記憶がない幸雄に「倒れていたお前を助けたのは俺だ。代わりに、小船の修繕を手伝え」と奇妙な提案をする。それから、繁の娘あかねも含めた3人での短い共同生活が始まる。
主演の染谷将太は、痛ましい過去と父親との複雑な関係に苦悩する難しい役どころを、時に繊細に、ときにダイナミックに演じ切り、類い希な彼の才能を余すところ無く作品に刻み込んでいる。監督は、これが初監督作品となる大庭功睦。揺れ動く少年の心情を丁寧に掬い上げ、自主制作かつ初監督とは思えない完成度に作品を撮り上げた。
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