未来の扉
作詞・作曲:つんく / 編曲:今井了介
16ビートのポップス。
D♭メジャーのミディアム曲ですが、サビはやや速めのEメジャー。
歌の部分は85小節。
音域は下のGから上のBまでやや低めの10度。
転調に次ぐ転調、そのたびにテンポが変わって曲調も変わる。
珍なる音の並びと妙なフレーズの繋がりが聴く者を混乱させる。
モーニング娘。の奇曲のひとつでしょう。
コンサートを盛り上げるために書かれた曲だと思います。
こういう曲ですから、明日香のパートが多いのは当然です。
編曲の今井さんはDJ上がりのヒップホップ系音楽プロデューサーで、ブレイクする前の小柳ゆきさんを手がけています。
この曲のレコーディング時、明日香はノドの不調に苦しんでいました。
確かにくぐもった声で、明日香の歌としては最も出来が悪いように感じます。
コーダには主としてなっちの声によるおしゃべりがかぶさっています。
昔、デューク・エリントンがレコーディング終了後のミュージシャンの雑談をそのまま曲の最後に取り込んで発表したことがあり、以後音楽家がやってみたがるイタズラのひとつになりました。
ここではあまり効果はなかったようですね。
『未来の扉』レコーディングエピソード
http://www.youtube.com/watch?v=9cNfnCoeijA
【シアワセな瞬間はレコーディング。】
わたしののどの調子が悪かったときはねぇ、怖かったですよ。
アルバムのレコーディングだったんですけど、声をのばすところなのに、どうしても続かないっていうふうになっちゃって。
何度もやるんだけど、できなかったんですよ。
最後には「なんで、声でないのかなぁ」って、ひとりごとみたいに言われちゃって。
それって辛いんですよねぇ。
まぁ、わたしが悪いんだから仕方ないですけど。
「今のできてなかったよ。自分でわかってる?」って。
でもね、そうやってつんくさんが厳しく厳しく指導してできた曲を聞くと、やっぱり、自分が想像してたのよりもっとスゴイいい曲になってるんですよね。
わたしなんかじゃわからないところまで見えてて指導してるわけだから。
そういうのをまのあたりにするとね、スゴイなぁって思うんですよ。
それに、こうやって怒られてホントよかったですよ。
つんくさんの言うようにできなくて、苦労したし迷惑かけたけど、これがあったから自分でものどの管理とか、自分に合う方法を必死になってやるようになって、音域も広がったし。
そうなると自信もつくじゃないですか。
それで、どんどん楽しくなったんですよ。
それでね、レコーディングっていう、わたしにとっていちばん好きな時間ができたんです。
(『もうひとりの明日香』より)
この映像を現在の彼女たちが観たらどう思うんでしょうね
haradasan0suke 1 year ago