シングル「謝肉祭」のB面。アルバム未収録曲。作詞阿木耀子作曲宇崎竜童編曲大村雅朗。ピアノの長いフェイドインの後、アコースティック・ギターだけで百恵が歌いだす。「♪夢見る頃をいくつか過ぎて~」の静かな導入部である。そして「♪過ぎゆく時の追憶よりも~」から、凄みのある歌い方になっていく。さらに「♪今、人生が厚い扉を開いて~」から百恵の歌のダイナミックな歌い方も見事だ。大村氏によって迫力あるアレンジが施されている。そして、歌の終わりの「♪死が二人を分つまで」では、またアコースティック・ギター1本の歌になる。そして間奏からは低音を強調したエレキギターの音と、ダイナミックなアレンジをしており、まさに「曼珠沙華」の系譜を継ぐ傑作である。この曲はもっともっと、クローズ・アップされなければならない曲だったと思う。歌も詞も曲もアレンジもすべてが「謝肉祭」のB面に置きっぱなしではもったいない仕上がりだった。この頃の百恵の曲はアルバム収録曲にしてもB面の曲であっても傑作ぞろいで、アルバムなどでよく言われる捨て曲などというものはまったくなかった。(回想記より全文抜粋)
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