静かな海辺。
青く、透明感溢れる海を眺めていたら、
ZARDの【心を開いて】という曲がふと思い浮かぶ。
そーいえば、心を開いてのCDジャケットも、
青くて、透明感溢れる感じだった事を思い出す。
【透明】な気持ちになれる歌。
【透き通った】気持ちになれる歌。
【元気】や【陽気】になれる歌は多々あれど、
【透明な気持ち】という不思議な気分になれる歌はこの歌位かもしれないな・・
などと思う。
高校生の時、かなり聞いた曲であった。
長間浜という所。
名前とは関係ないが、
静かな浜辺で波の音以外に何も聞こえないと、
不思議と、
長い間、思い出していなかった事が次々と思い浮かんで来る。
【時が過ぎるのが悲しくて】という歌詞。
昔はなんとなくしか分からなかったこの意味が分かった気がした。
時が過ぎると、色々なモノコトが変わってしまう。
出逢いもあるが、
離れてしまう、去ってしまう事も多々あり。
この曲を贈ってくれた、坂井泉水さんも、
2007年5月27日に突然去ってしまった。
時が過ぎるのは、確かに悲しい。
【このままずっと 忘れたくない
現実(いま)が想い出に変わっても】という歌詞。
時が過ぎる事で一番悲しいのは、忘れてゆく事であるかもしれない。
しかしながら、
時が過ぎても、忘れない記憶がある。
この歌を、どんな時、どんな場面で、どんな気持ちで聞いていたか?
歌を聞けば思い浮かんで来る。
その度、落ち着いた、透明な気持ちで
泉の水が湧くが如く、力が湧いた事も思い出す。
この歌と共に育まれた想い出。
現実(いま)が想い出に変わり、想い出は現実(いま)に還る。
【忘れようとすればする程 好きになる】という歌詞。
記憶は枯れて行くものばかりだと思っていた。
しかし、誤解や錯覚かもしれないが、
長い間を経れば減るほど、
時が過ぎれば過ぎるほど、
尽きない泉水のように、
育まれていく記憶があるのかもしれない。
泉から水が湧くイメージ。
水が透き通るイメージ。
何も無いところから湧いてくるイメージ。
見通しの悪かったものが、透き通って見えて来るイメージ。
そーいう光景を見ると、
心が開かれる感じもする。
【好き】ということばと【透き】ということば。
【思い出せば思い出すほど 透きになる】
そんな感覚もする。
浸透
1 水などが、しみとおること。
2 思想・風潮・雰囲気などがしだいに広い範囲に行きわたること。
3 ある液体または気体が、半透膜を通過して、他の液体または気体と混じり合い拡散する現象。
【心を開いて】ということば。
【開く】
隔て・仕切り・覆いなどが、動かされて除かれる。閉じていたものがひらく。
源に邪魔なものがあれば、水は湧き出ない。
水が濁っていれば、見通せない。
開く
披く
啓く
闢く
【Water!】ということばで、世界が開き、心も開いたヘレン・ケラーさん。
ことばから開けてくる世界。
ことばが開いてくれる世界。
「私は言葉をいつも大切にしてきました。」
という坂井泉水さんのことば。
心を開くという事は、言葉を開くことで、
言葉を開くという事は、心を開くことなのかもしれない。
言葉を開いて。
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