NHK「龍馬伝」もあり、今年の高知の龍馬ゆかりの地は観光客でにぎやか。この年になって司馬遼太郎の「竜馬がゆく」の文庫本を読みました。その六巻目に、後の寺田屋騒動に繋がる伏線として、寺田屋の二階でおりょうが買った一絃琴を、龍馬に弾いてとせがむ章があり、その時弾いた曲が「(海原)土佐海」と「漁火」と書いてある。宮尾登美子の直木賞受賞作「一絃の琴」で楽器としての一絃琴は知っていたが、どんな曲で旋律や音色は、奏法はと興味が湧き、ネット検索で身近な「寺田寅彦記念館」の表座敷でお稽古を続けておられて歴史ある「正曲一絃琴白鷺会」の存在を知り、お近づきになれました。今後お稽古映像や演奏をアップさせて頂く予定です。まずは、表座敷から聞こえてくる白鷺会のお稽古の調べを添えて、当記念館の周辺や建物、68種もの主に花木が植えられているお庭、築山、巧みに配置されている七種の石灯籠、ピンクの花びらが美しく珍しい椿の「土佐有楽」、山内家の家紋柄の元となる「柏」の古木と枝に残る枯葉、茶室の「大町桂月」の掛軸、随筆にある龍舌蘭、土佐の皿鉢料理に欠かせない「はらん」や草花等、そして時おり、鶯等数種の野鳥がさえずる風情をお楽しみ下さい。なお、表座敷から聞こえてくる曲は「今様」で2月16日収録、ビデオ冒頭と終盤のスライドショーBGMに、2月23日でのお稽古でPCMで生録させて頂いた「白鷺」の音声を使用しています。お稽古用の「一絃琴」の音色ですが、土佐古来の一絃琴の伝統を重んじ、凛とした「正曲一絃琴白鷺会」の調べを、お楽しみ下さい。
ところで、偉大な地球物理学者で随筆家の寺田寅彦先生は、四才から十九才まで父利正氏が購入したこの地の旧邸で育ったそうです。ここの環境が天才を育んだ一因ではと思ったことでした。3/19 追記。NHKドラマの「一絃の琴」のDVDを見ると、「龍馬伝」の脚色と違った龍馬が生きた幕末と明治の土佐の様子がわかり、また、一絃琴の音色が放送基準のきれいな音声で楽しめます。
寺田寅彦記念館は、このサイトを参照して下さい。
http://www.k3.dion.ne.jp/~bunkyo/kyoukai/manabi/teradkan/index.html
正曲一絃琴白鷺会はこちらです。
http://www.matsuo-tetsuto.com/ichi-gen-kin-top.html
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