紀元貳千六百七拾貳年
明治天皇御製
敷島の 大和心のををしさは
ことある時ぞ あらはれにける
【憂國】
日本の誇り今いずこ
誠道廢れて民落とす
最後を獻花に亂る時
廓淸の劍いざ取らん
立てよ有志の同胞よ
荊蕀の道我往かん
社稷を思ふ銃口は
奉還せよの天の聲
權に屈せず利を追はず
功名なんぞ賴む無き
草莽野辺に果つるとも
維新の夢をなさざらん
菊の香りに櫻富士
大和男子と生まれなば
生命七度尊皇の
國を憂ひ花と咲け
【四十年前の警告】
われわれは
戰後の日本が
經濟的繁榮に
うつつを拔かし、
國の大本を忘れ、
國民精神を失ひ、
本を正さずして
末に走り、
その場しのぎと
僞善に陷り、
自ら魂の空白状態へ
落ち込んでゆくのを見た。
三島由紀夫
紀元貳千六百七拾貳年
明治天皇御製
敷島の 大和心のををしさは
ことある時ぞ あらはれにける
【憂國】
日本の誇り今いずこ
誠道廢れて民落とす
最後を獻花に亂る時
廓淸の劍いざ取らん
立てよ有志の同胞よ
荊蕀の道我往かん
社稷を思ふ銃口は
奉還せよの天の聲
權に屈せず利を追はず
功名なんぞ賴む無き
草莽野辺に果つるとも
維新の夢をなさざらん
菊の香りに櫻富士
大和男子と生まれなば
生命七度尊皇の
國を憂ひ花と咲け
【四十年前の警告】
われわれは
戰後の日本が
經濟的繁榮に
う...