(物語のあらすじ)水芸人(夏)、新潟出身の女丈夫、色白美人の「滝の白糸」は興業先の金沢で、元は武士の家であった車夫の「村越欣弥」と恋に落ちる。姉のような白糸は欣也の夢(法律家)を叶えさせようと、欣也を東京へ送り出し、仕送りを続ける。しかし冬となり借りた金も奪われ仕送りに困り、人をあやめてしまった白糸。その複雑な裁判も終わりにさしかかった頃、金沢の裁判所で3年ぶりに出会うことになろうとは。その人こそ誰あろう、あの欣弥ではないか。検事代理として立派になった欣也が被告人白糸の前に現れたのである。法廷の傍聴人たちにはその二人の関係が分かろうはずもなく、ただ驚くばかりの白糸。そして立派になった欣也を見て白糸は全てを話した。果たして白糸には死刑の判決が、そして後を追うように欣也も自殺をするという、泉鏡花の「義血侠血」の名作である。立派になった息子を見つめる母のような深い愛情で白糸は満足をしたのであろう。まるで自分の望みが叶ったように死を受け入れた白糸。そして恩人でもある白糸のもとに、もうこの世では二度と会えない白糸の後を追った欣弥。哀しく切なくそして美しい物語である。ぜひ原作を読んでみてください。
surugadaicyuuou009 8 months ago
(物語のあらすじ)水芸人(夏)、新潟出身の女丈夫、色白美人の「滝の白糸」は興業先の金沢で、元は武士の家であった車夫の「村越欣弥」と恋に落ちる。姉のような白糸は欣也の夢(法律家)を叶えさせようと、欣也を東京へ送り出し、仕送りを続ける。しかし冬となり借りた金も奪われ仕送りに困り、人をあやめてしまった白糸。その複雑な裁判も終わりにさしかかった頃、金沢の裁判所で3年ぶりに出会うことになろうとは。その人こそ誰あろう、あの欣弥ではないか。検事代理として立派になった欣也が被告人白糸の前に現れたのである。法廷の傍聴人たちにはその二人の関係が分かろうはずもなく、ただ驚くばかりの白糸。そして立派になった欣也を見て白糸は全てを話した。果たして白糸には死刑の判決が、そして後を追うように欣也も自殺をするという、泉鏡花の「義血侠血」の名作である。立派になった息子を見つめる母のような深い愛情で白糸は満足をしたのであろう。まるで自分の望みが叶ったように死を受け入れた白糸。そして恩人でもある白糸のもとに、もうこの世では二度と会えない白糸の後を追った欣弥。哀しく切なくそして美しい物語である。ぜひ原作を読んでみてください。
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