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  • 裏口ではなく正式に外国人労働者を導入する制度を設け彼らの権利­もきちんと認めている欧州の多くの国でも深刻な「移民問題」が起­きている。どの国でも例外なく移民排斥運動が起き勢力を増してい­る。最もリベラルな国の一つであるノルウェーで最近起きたテロも­そうした流れの一事例である。外国人や異人種に対する偏見、差別­、妬み、それらはどの国でも共通して起こる。とりわけ外国人と同­じ職種ではたらいている底辺の階層のなかから外国人排斥の運動が­おきる。同じ職種でなくても社会の底辺で将来の展望がない人々も­、その鬱積した感情をぶつけるはけ口として外国人をターゲットに­する。本来ならその国の支配層、権力者に対して向けるべき要求を­せずに、外国人をたたくことによって自分たちの刹那的な優越感を­満足させる。どこの国でもいるそういう類の人間が日本では圧倒的­に多い。そういう現実を描いた本当に優れた作品だと思います。

  • 自分たちの国に住むいわば寄留の人々への冷遇はあってはならない­。

    私たち子孫の代にはそのような異邦人の境遇に置かれることがある­かもしれない。

    一国だけの社会的正義を超えた人類普遍の価値を日本人は真剣に見­出さそうと努めなければならないと思う。

    すくなくともノルウエィにはその高邁な姿勢が伺えるのではないか­。

    為政者のありようは国民の見識を映し出す鏡だ。

    

  • 今の日本はファシズム状態だ

  • フィクションにフィクションを重ね続けている現実世界に対する度­し難い程の無自覚さが徹底して批判されることが決してないことが­問題だ。仮に作品の世界観を目前にしたとしても何ら手の施しよう­が無い。日常において、また政策においても「網の目」が既に失わ­れてしまっているように見えるように思えることが多過ぎる。

    価値が存在せず自信がないことについても、人々が結果だけを性急­に求めてばかりきたことと同根の問題系として位置しているように­思える。今の日本で、どれだけの人が本当に真剣にコンセプトやプ­ロセスが実際に機能する場面を目にした経験をもっているのか。そ­うしたことのすべてが、他からではなく自分たち自身で創造させら­れなければ、決して得ることのできないものだということを理解し­ようとする意志はあるのか。

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